4月25日

今日は母の実家に行った。家の裏にある古い家を壊すために、神主さんが来て御祓いをしてもらった。神主さんが射った矢が古い家のお雛様が入っている襖に刺さっていた。神主さんは裏の畑の横にある古くからあるお稲荷さんについて、数十人の子供たちが居てこの家を守っていると言っていた。山の仕事をしていた人はいますかと神主さんが尋ねたが、母が言うには知っている限りではいないとのこと...。ふむ、山の子か...?山の子供たちが家を守っているのとてもありがたい話だと思う...。

夕方、大叔母が来て「裏のあの古い家を壊すの?!」となんだか寂しいような、御祓いに立ち会いたかったような顔をしていた。 「なんだか自分の人生みたいだねえ...」大叔母が帰り際に庭の枯れた水仙の花をむしりながらわたしにこっそりそう言った。

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